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2010年04月 アーカイブ

湘南で寄り道・・・めじろ2

高くても音量ひかえめな鳴き声は、群れていても優しくひびく。
チーチーと早口に鳴く声に、うっかり聞きほれていると、せかされているようで、いらいらしてくるから気をつけること。

一つ残った柿の実に、順番待ちしてやっとたどりついたメジロは、冬の陽をうけてウグイス色のかわいいぬいぐるみだ。
目の周囲は、白墨で書いたように異様に白く、腹部は、熟れた柿の色が反射して、ことさら赤く見える。
目のまわりが白いから目白。
ウグイスよりウグイス色なので勘違いしている人も多い。

優しい鳴き声と、愛くるしい姿が禍して、籠の鳥にされてきた。
昔は四角い風呂敷包みと棒を持ったオジさんが、藪に入っていくのをよく見た。
今は禁じられている。

日本のメジロ科は一種だけ。
湘南地方では、メジロは身近な留鳥である。

湘南で寄り道・・・くちなし

冬晴れが続いて、空気が乾いてきた。
枯れ草はより白く、足下の落葉もより軽く音を立てる。
乾きと寒さが冬の正体なのかもしれない。

せいせいと吹く木枯らし。
無駄なものをすべて振り払って、こちらもせいせいと冬木立。
箱根連山の向こうには、白く塗った冨士がある。

庭のクチナシの実が、朱色になった。
枝先につっ立った蝋燭の炎が、日毎赤味を増している。
炎の中には、数百の平たい種子が、赤い果肉に包まれて、ぎっしり詰まっている。
すべてが朱色だが、つぶして布を染めると、不思議に黄色味が強く出る。

古くから薬用にされ、さまざまな色づけに利用されている。

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