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2010年05月 アーカイブ

湘南で寄り道・・・くちなし2

匂いが少し気になるが、合成着色に比べたらはるかに気持ちいい色である。
実の先には、花のときガクだった六本の角がある。
このガク片のもとが翼状に伸びて、炎の表面に六本の壁を作っている。

熟しても裂けない実だから「口無し」と言ったのか、ハマナシの実に似て、先に嘴状の付属物があるから「口梨」と呼ぶようになったか諸説あるが、「死人にクチナシ」とは縁が薄いようだ。

いずれにしてもあまりいい名ではないが妙に言いやすい名でもある。
夏の間、葉はオオスカシバの幼虫に食べられ、冬の実は鳥がついばむらしく、気がつくとなくなっている。

もともと暖地の木だから、湘南地方のものは、植栽されたものである。
八重咲のハナクチナシには実ができない。

湘南で寄り道・・・むくろじ

霜柱が何段にも重なって、落葉や小石を軽々と持ち上げている。
池の氷を棒でつつくと、"寒"といってはじかれる。
目が覚めても、なかなか床を離れられないのは、この寒さのせいなのかもしれない。

南足柄市の三竹に、二十数年通いつめたフィールドがある。
ビランジュ(バクチノキ)やイズセンリョウなど、ちょっと変わった植物が見られ、鳥や虫も存分に観察できる所で、今頃訪れるとムクロジの実が拾える。

ムクロジは暖地に広く分布する木で、この付近が北限帯にあたり、自生は確認されていない。

しかし三竹神社裏山のものは自生と思われるほど堂々と林内の高木層と肩を並べている。

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