石鹸を選ぼう 9
合成洗剤を使った場合のLASのヒトに対する影響、あるいは影響の可能性については、次のように整理することができます。
・厚生省が1984年に4つの大学付属病院に委託した、「家庭用品による皮膚障害の実態調査」の報告結果では、第1位に合成洗剤による障害があげられています。
このことは合成洗剤の大部分の主剤であるLASの問題性を示したものといえます。
・ネズミの皮膚塗沫実験では、明らかにLASが皮膚から吸収され、血液に移行し、体内を循環して各組織に分布することが証明されています。
・同様にLASの皮膚塗沫によって、ネズミの妊娠率の低下も起きることが報告されています。
その投与濃度のレベルがどうであれ、LASがこうした重大な生理的影響を与えうる化学物質であること自体に注目しなければなりません。
こうした物質は極めて異例であるといえます。
傾非常に低いLAS濃度で、肝臓のミトコンドリア部分での呼吸活性の阻害が起こることが、生体外の実験ではありますが、報告されています。