人間の共存者
互いに少し我慢しながらも、間違いなく生きのびる、その具体的姿を、會まで多彩に分化桜発展してきた生物社会は示しています・・・。
生物社会のこの様な共生の実体を、物言わぬ、移動能力のない、しかも動的に強い自然の表現力としての森的みどりに代表させて、本書にまとめられています。
また、もう一度、21世紀を生きのびる新しい時代の都会人として、豊か念性と智恵ある新しい人間の眼をも.て、生活域や職場のまわりの樹林を見直して欲しいのです。
今まで時には嫌な敵に思えていた森や林が、実は長い生命の歴史の最後に出てきた人類、限られた地球上で、きわめて弱い立場にある人間の頼もしい共存者として映らないでしょうか。
私たちが間違いなく、孫子の代まで健全に生きのびてゆける命の証として、飽きない美しさをたたえた生命の森、潤いある心を養う緑に見えることを期待したいものです。
今日、急成長を遂げる都市の膨張によって、容易に回避がきかないほど森林や自然環境が破壊されてきています。