人間の共存者 2
そのことに対して、単に、緑が、虫が、野鳥がという個別の立場からさらに進んで、人類の生存保障の基本として、森も、緑も、自然も守らなければなりません。
そのためには、現在のように各種の法体系が後追いしている状態では不十分です。
健全な人間の生存生活を守り、確実に生命固有の文化・経済・社会を発展させてゆけるようなシステムが、より確実に、より本質にせまって体系化されることを望みたいのです。
わたしはもともと植物生態学という限られた専門分野の知見しか持ちあわせていません。
しかし、広く一般の方はもとより、現在、法律・行政・教育・社会・企業などの各分野の第一線で活躍しておられる方々に「緑の環境」の本質をより深く御理解戴きたいのです。
出来れば、今後のお仕事の中に少しでも反映して戴きたいという願いから、「滅びることのない都市づくりとは」というテーマで座談会を開いて戴きました。
長年の私の友にお願いし、現在、日本の行政官の中で、もっとも積極的に緑の森の復権を具体的に進めておられる当時の熊本県知事に出席して戴きました。