加工貿易国にとって近隣国のもつ意味 2
反面、日本・西ドイツのように前向きの姿勢で、近隣諸国に直接投資をし、それらの国々を工業化する努力を怠ってきたことは、責められるべきでしょう。
最近、NICSを中心に急速に工業化している国々が、日本の近隣に増えていることもあり・・・
日本も今後は円高理由だけでなく、製品輸入、部品輸入を増やし、また増やさざるを得ない立場に立っているのです。
その意味で日本は一刻も早く、"輸入しない"あるいは"できない"産業構造から"輸入する"あるいは"できる"産業構造に転換する必要があります。
・・・そして、それは特定の国からだけでなく、より多くの国から輸入するような構造でなければなりません。
このことこそが、天然資源が乏しく、加工貿易に依存しなければならない日本が、砂上の楼閣にすぎない擬制の自前経済の危さを分散し、かつ国際社会で生きていける唯一の道なのです。
そのためには、輸入だけでなく、輸出構造の転換も必要なのです。