菜園の法則
荒地を沃野に変えるもの
荒地を沃野に変えるもの
菜園を人に貸してみるがいい
あとに残るのはいつもきまって
荒れはてた畑。
だが荒れはてた畑でも
それが自分のものになるならば
いつかそれは立派な菜園に生まれかわるだろう。
・・・このような古くからの言い習わしが教えているのは、同じ土地でも条件によってまったく違ったものになるということです。
野菜 種にもいろいろありますしね。
絶大な権力をもつ国から借りただけの土地は荒れ地となりますが、所有権も利益も完全に自分のものになる土地は、実り豊かな平野となります。
しかし古くから言い伝えられてきたこの菜園の法則も、1909年の初め、チャールズ・リチャード・シンプロットの自作農場で厳しく試されることになりました。
やせてはいるが強靱な体、鋭い目、長くて太い鼻をした、このスコットランド人でユグノー教徒の屈強な農夫は、頑固なヤマヨモギのはびこるやせた砂地で食物を求めて悪戦苦闘していました。
広大な肥沃な土地と身重の若い妻を残してアイオワを後にしたのは数週間前のことでした。
さらに広い天地、大いなる自由を求めて、彼は2台の〈移住用〉有蓋馬車で北西に向いました。